なんとか

内に埋もれている有益な情報やノウハウを適切に管理して活用したいというニーズはあるに違いない。
「ナレッジ・マネジメント」は、まさにこのようなニーズにこたえるものであり、企業ナレッジを共有・循環・活用するための体系的なアプローチである。
数年前には、欧米での積極的な取り組みの影響を受けて、日本でも脚光を浴びた時期があったが、残念ながらこれまで国内ではナレッジ・マネジメントへの取り組みはあまり進展しなかった。
しかし昨今、ポータル技術の台頭などにより、ナレッジ・マネジメントへの関心が再燃しつつある。
本稿では、ナレッジ・マネジメントを実践するにあたって、がとるべきアプローチとツール選択の方法について考えてみる。

そもそもナレッジ・マネジメントという言葉は、情報を蓄積・管理・共有し、そこから得られる知識を有効に活用するという広い「概念」を指しており、決して特定の機能を指しているわけではない。

これらのデータを活用するためのインフラを必要とする。
ただし、これらのデータは単独で存在することに意味が無く互いに相互連携しないと人間の作業に無駄が生じる。

●有益な情報が多数のファイルに保存されているが、作成者以外はその存在を知らず埋もれてしまっている
●有益な情報とそうでない情報が混在している
●同じような企業ナレッジを複数の部署で作成している
●情報が多すぎて、必要な情報にたどりつくまでに時間がかかる
●ナレッジを蓄積する仕組みを用意したが、一部のスタッフしか利用していない -> UDC