筋肉がつまったチューブ

すごい、触覚も顎も全部足からだったのか…
翅は鰓(えら)からが現時点では一番有力そうだ。
どうも大顎は二つの体節で制御している点で昆虫は噛み砕く力を得て発展したという説もあるらしい。

昆虫の祖先は、現在のムカデなどのような多足類的な格好をしていたようです。そのような祖先から、長い進化の過程で、頭部・胸部・腹部がそれぞれの機能に応じてより明瞭に分化し(働きの分業化)、頭部の脚は歩くための脚から食べるための脚(顎(あご))や感覚器官(触角)へと形を変えたようです。また、胸部は移動の役割を担うこととなり、胸部3節(6本)の脚が歩脚として発達(さらには翅を獲得し、より一層、胸部が移動機能を担うこととなります)、その一方で、生殖機能などを担った腹部においては、脚は退化していったようです。つまり、昆虫は、体の各部分がそれぞれの機能的特徴をもつように(スペシャリスト的に)進化した究極の生きものと言えるかもしれません