俺が今更だけどグーグルに閲覧履歴を渡すようになった訳

今更なんだけどグーグルのウェブ履歴って良い。
時間の経過と共に揮発するようなネタはウェブ履歴で十分だ。
今までプライベートで運用していたはてブに登録していたネタなどはgoogleに自動で管理してもらうことにしよう。
まだわからないけど、昔興味を持ったものはグーグルがそのうち上位ランクにヒットさせてくれるんじゃないだろうか。
語の揺らぎというか類義語の揺らぎをグーグルに任せるのは若干の不安があるが、崩壊したプライベートはてブに比べればまだマシだろう。
検索結果からクリックしたものを全部自動的にブックマークしてるのと同じだな。

今までグーグルに検索式どころか閲覧しているページまで知らせることにはすごく抵抗があった。というかびびってた。
日々の記録をブログに書くようになってちょっとずつだがコメントやブクマをもらって、やる気が満ちてくるのを感じてた。
ブログのネタがその辺のマニュアルに載っていることや、誰もが知っていることかもしれない。でもロボット検索が主流になってる現在のネットワークでは、同じ文章のコピペもしくは再生産こそがランキングの上位となり、結果として誰もが知るようになる為に全体の底上げに寄与できるんじゃないだろうか。と考えブログを書いてきた。

グーグルに全ての検索式と閲覧した全てのページを知られるのは確かに怖い。
しかし、電話が最初に現れたとき考えると交換手は盗聴することが出来たが電話会社の信用を落とさない為に内容を他人に言うわけにはいかなかっただろう。回線数が増えてくると盗聴する暇さえないだろうし、コンピュータに置き換わった交換機では人間が内容を聞くことさえ出来なくなっただろう。もちろん盗聴による犯罪はあるがそれは電話会社そのものではない。
そうして電話会社に盗聴される可能性の有無に係わらず、通話の内容が通話先以外に漏洩しないとユーザは信じている。
同様にグーグルはブラウジングの履歴を漏洩させるわけにはいかないんだ。風評により使ってもらえなくなる。それは検索してもらうことにより表示する広告にとって致命的だ。

要は、グーグルに履歴をあたえるのは、電話会社に盗聴されているかもしれないけれど電話を使って愛の告白をやるのと同じ。(注:別に痴話げんかでもいい。)

自前サーバをもっている人間として、履歴を管理するって観点ではSquid等のプロクシーで履歴をキャッシュして全文検索してしまえば良い。でも、検索履歴と実際に見たページとブックマークが一体となってコントロールされる検索結果は自分の興味の範疇であることはほぼ間違いないだろう。
人間の記憶の揮発スピードと(検索や閲覧という)行為が時間順に並べられた履歴は相性が良いと思う。そこに更に★を付けて履歴と同時に表示することで記憶の喚起を狙っているのではないか。

全文検索とページの閲覧履歴をあわせるって利用者にとってものすごい利益があることをはじめて理解した。

ということで、グーグル以外の検索エンジン(特にyahoo.co.jp)は今すぐ閲覧履歴を取得…(笑

どうかグーグルに競争相手が現れますように。
(少なくとも、現在最強のマイクロソフトが閲覧履歴をWINDOWSから集めようとするとすさまじい反発が起きるのでできません。)