最近まで得た共生についてまとめ
精子の形状
実際に、他にも決定的に異なる部分がある。それは精子の形状。
運動性というか機能性を持った単細胞生物という原初の姿をとる精子は大別すると以下のようになる。
一本の鞭毛を持ち後ろで駆動
後ろでスクリューを回すイメージ(絵(ry
哺乳類及び菌類等がこれにあたる。
ここから考えると「菌と人間」は、「ワカメと米」よりも近縁である可能性がある。
(細胞壁はそれぞれ後に取得した形質であると考えられる。)
脱線
ここから脱線すると、子嚢菌門*5に属する地衣類*6の共生には目をみはるものがある。単細胞の緑藻を菌糸でからめとって共生している点が実に興味深い。
しかも、搦め捕られた緑草は単体で光合成して生成するときよりも余計に栄養を作るところとか…。これが菌糸の中に入るようになると新たな葉緑体を持つ菌類として別の門を作るのだろう。
褐藻により水中のニッチに追いやられた緑草は、よりニッチな世界である地上に進出したのち、地上の更なるニッチへ適応するために、体内にセルロースを生成しより高い世界で光を独占し(木化)、体内にガラスを作ることで高さと成長速度の両立を果たし乾燥に適応し(草化)、そして地球を緑化してきた。
もしかしたら、緑藻と完全に一体化した後の地衣類はさらなるニッチを開拓するのかもしれないなぁ。
まあ、実際に地衣類が存在する場所は岩の上だったりするしな…
または、地衣類が植物を駆逐するってのもおもしろいかもしれない…
*1:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2
*2:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%83%90%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A2
*3:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E8%97%BB
*4:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A4%90%E8%97%BB
*5:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%90%E5%9A%A2%E8%8F%8C%E9%96%80