思考実験:もし遺伝子コンパイラができたらどうなる?
今日も続いて素人の妄想エントリ
うーんかつてのAIとか第五世代とかGAとかやってた人達が聞いたら悶え苦しむようなタイトル…に脊髄反射してしまった。
ITは所詮文房具
おいらはいわゆる構造生物学*1の分野に身を置いている生化屋さんの卵なのですが、仕事上PCを多用してます。
で、思うのは、やっぱりITインフラは所詮道具/プラットフォームに過ぎないわけで、生命科学一般とは違うと思うんだ。
てか、単にITインフラ(笑)を文房具としてしか見ていない宣言だよね。
計算機のなかにウェットを実装する道具でしかないと。ルーディーラッカーのソフトウェアに出てくる脳を計算機上でエミュレートする博士みたいに…ウェットウェア (ハヤカワ文庫SF)
計算機の可能性は文房具で終わりなんだ(笑)…あ、ちがったITインフラだからいいのか(笑)
で、結局フレームワーク化した先にあるものは?
多分これが一番の問題。
仮に、生物現象を理論化できたとしよう。抽象化することができて、コンピュータの上で仮想的に単純な生物なら動かせる段階にまで行ったとしよう。
そこで、何をするの?
誰もが平等に、好奇心の赴くままに、生命をハック
することが本当に(社会的に)有意義なのだろうか。
有意義に決まってるでしょ。
だってさ、すぐに生命を作ることができる訳で
- 体内に蓄積したメタンガスを燃焼させることで飛ぶ乗物生物(マッハを越える生物)
- タイヤを持った乗物生物(タイヤにどうやって血液を送るのかがコードの見せ所)
- プロペラを持った生物
- 口と肛門を持たないイカの色胞細胞で作った光学迷彩服生物(点滴と透析なしでは生きられずデスマーチでは死亡してしまう)
- 馬の首から下で設計されたケンタウルス型ズボン(まあ馬は首でバランスとってそうだから無理かな)
- スイーツ(笑)が大好きなネコの毛が生えた毛の生えた携帯電話(着信するとモコモコがミャーミャーなく)
- 緑色植物でつくったスペースコロニー(水を一切蒸散させずに巡回する)
- 「おーすげー これって牛革?」みたいなノリで 「おーすげー これって人皮?」「そうそう俺の遺伝子でコーディングした」「大好きなあの子の遺伝子で服を作ろう!」
って超エコロジー(?)な世界がくることまちがいなし!
あまりにマッドで気持ち悪い?
「300年前vs今」を考えてみよう。
- ちょんまげしていなくてカッコ悪とおもわれる
- 夏に麻を着ないなんてなんて暑そうな(現代は大麻が違法になっている)
- 肉食ってるよ。あんな臭い物よく食うな。
- あいつら歩くとき手足がちぐはぐに出てる。
あげたらきりないよな。
マッドなんていないんですハイ。
だって、今のコンパイラだってウィルスは作れるんです。作らないだけなんです。
なんかマザーマシンが一台でそれに対してプログラムしているもしくは使役されている人間達の思考から抜け出てないような…
そうかトロン [DVD]がそろそろリメイクされるっていってたな。
いかん、このノリで「遺伝子インタプリタ」もかける。それってなんという極微機械ボーア・メイカー (ハヤカワ文庫SF)…
妄想完了!